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自動運転の実用化に向け、ADAS統合制御による先進運転支援システムの開発を日立オートモティブシステムズと共同で加速

2014年06月11日

クラリオン株式会社(取締役社長兼COO:川本 英利/以下、クラリオン)は、日立オートモティブシステムズ株式会社(取締役社長兼COO:佐藤 寛/以下、日立オートモティブシステムズ)と共同で、ADAS(Advanced Driver Assistance System)の統合制御による先進運転支援システムの開発を加速し、カーメーカーによる自動運転の実用化を支援していきます。
今日、クルマを取り巻くニーズとして、より一層の環境負荷の低減、交通事故の削減、渋滞の解消・緩和、運転の快適性向上や高齢者等の移動支援などがあります。これらのニーズに対応するため、カーメーカーは、自動運転の開発を加速し、具体化を進めています。
カーメーカーによる自動運転の実用化においては、更なるクルマの進化として、高度な先進運転支援システムの構築が要件となります。そのシステム構築をイノベーションで支える日立オートモティブシステムズは、システム構成ユニットとしてステレオカメラなどの外界認識センサーをはじめ、電子制御装置や走行系アクチュエーター、電動パワートレインといった認識・制御・駆動の幅広い電子・電動技術製品を有しています。併せてクラリオンが得意とする、車載カメラの外界認識センサー技術や、HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)、通信ユニットを加え、これらの構成ユニットを車載ネットワークで繋いで、ADASコントロールユニットで最適に統合制御する先進運転支援システムの開発を加速していきます。さらにクラリオンのクラウド情報ネットワークサービスの解析・リアルタイム情報などのIT活用により、インテリジェントな先進運転支援システムとして、カーメーカーへの提案を強化していきます。
自動運転技術に向けた両社の共同開発としては、クラリオンの画像認識技術と、日立オートモティブシステムズのアクチュエーター、車両制御装置を連携させた自動駐車システムがあります。その優位性として、外界の検知部位を4つのカメラのみとし、最少構成部品点数や、既存のSurroundEye(サラウンドアイ/全周囲俯瞰システム)への追加設計によるシステム構築の容易性などから車載採用に向けた促進力を高めており、2018年からの実用化をめざしています。
クルマの進化を自動車機器システムで支える日立オートモティブシステムズは、クラリオンなど日立オートモティブシステムズグループが保有するプロダクト・ダイバーシティと電子制御システム技術の優位性を発揮し、カーメーカーへの高度な先進運転支援システムの提案と共に、自動運転の実用化に貢献していきます。
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