乗用車向け俯瞰カメラシステム「SurroundEye®」、フルデジタルサウンドシステム向けスマートフォン・タブレット用アプリ 「Clarion Z-tune」がグッドデザイン賞を受賞
2016年09月29日
クラリオン株式会社（執行役社長兼COO：川本 英利 / 以下、クラリオン）が発売する2製品が2016年グッドデザイン賞を受賞しました。受賞製品は、クラリオンとフォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社（代表取締役社長：ティル シェア、本社：愛知県豊橋市、略称：VGJ）が共同で、日本国内で発売するGolfおよびGolf Variant向けに開発した駐車支援カメラシステム「SurroundEye（サラウンドアイ）」と、クラリオンが世界（日、米、欧、豪）で発売する車載用フルデジタルサウンドシステム用のチューニングアプリ「Clarion Z-tune」です。なお、今回の受賞でクラリオンのグッドデザイン賞受賞は、2007年から10年連続となります。
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乗用車向け俯瞰カメラシステム SurroundEye
応募対象の概要
「SurroundEye（サラウンドアイ）」は、車体に取り付けた4つのカメラにより車両の周囲を真上から見たように表示する駐車支援カメラシステムです。後退時に純正インフォテイメントシステムのモニター画面に、車庫入れや縦列駐車などに便利な4つのカメラパターンを表示します。また、対応車種の一部車種に標準装備される「オプティカルパーキングシステム」との組み合わせで、センサーによる警告音と画像表示で車両周辺の安全確認をサポートします。
開発デザイナーのコメント
近年、ドライバーの安全・安心意識の高まりにより駐車支援システムのニーズが拡大しています。VGJとクラリオンは、車体に装着した4つのカメラにより車両周囲を真上から見たように表示することができ、車庫入れや縦列駐車などあらゆる駐車シーンを安全にサポートするサラウンドアイシステムを共同開発しました。ドライバーのみならず同乗者や歩行者にとって安心・安全なモビリティ社会作りをめざし商品開発を行ってまいります。
審査員のコメント
４つの広角カメラの映像を組み合わせて独自の画像処理をすることにより、あたかも上空から車両周囲を見ているかのような映像を表示できる駐車支援カメラシステムである。縦列駐車などドライバーにとって不安を感じる状況でも、周辺状況を直感的に理解させ、安全な駐車を支援する。各カメラの設置位置にも工夫が感じられ、目立たず美しく配置されていることもすばらしい。共同開発した企業からの技術ライセンス供与を受けての展開であるが、ユーザにとってのメリットが明快な支援システムであり、より幅広い車種への対応も期待したい。
スマートフォン・タブレット用アプリ Clarion Z-tune
応募対象の概要
「Clarion Z-tune」は、クラリオンが世界で好評発売中の車載用フルデジタルサウンドシステム製品「Z3」（プロセッサー/ツィーター/コマンダー）専用のチューニングアプリです。 スマートフォンを車載機器にUSBで接続しチューニングを行い、 「Cross Over」「Time Alignment」「Equalizer」という基本的なチューニングを直感的操作で行うことができます。また、 チューニングしたパラメータは最大で4つまで保存することが可能で気分や曲によって使い分けができます。
開発デザイナーのコメント
車載の音響システムは広く一般的に買って頂く製品ではなく、音響システムが好きなお客様に買って頂く製品です。一般的な分かりやすさよりも、音響の専門知識を持った方々に分かりやすいかどうかという点を重要視し、社内の音響設計に携わるエンジニアから操作感をヒアリングしてデザインに反映しました。
審査員のコメント
ハイエンドカーオーディオのUIにふさわしく、デザインには統一感と重厚感があって良い。設定項目が数多くあるにも関わらず、ゆったりとした直感的なレイアウトにより操作の負担を感じさせない。また、表現が難しいゴールド色が品よく再現されている。 操作もスムーズで、タッチパネルの特徴を生かした、指一本で操作できるイコライザーの設定機能も優れている。車のカーオーディオなのに自分のスマートフォンやタブレットで操作できるようにしているのも合理的。
