~車載機器で本格的なインターネット利用環境を実現~
クラリオン株式会社(社長:泉 龍彦、以下:クラリオン)は、高度なナビゲーション機能とエンターテインメント機能を備えたClarionMiND™(Mobile Internet Navigation Device)のスタンダードモデルを、北米で2008年11月初旬、欧州で2009年1月下旬から販売開始します。ClarionMiNDは、Intel® Atom™プロセッサによる高度な処理能力を備え、インターネットに接続して利用できる各種のナビゲーション機能やエンターテインメント機能を搭載した次世代のモバイル端末です。
ClarionMiNDは、最先端のカーナビゲーション機能とPC同様のエンターテインメント機能を一つのモバイル端末に初めて統合したデバイスであり、GPSナビゲーションや高速インターネット接続、デジタルコンテンツの利用および管理などの機能を搭載しています。
自宅、オフィス、街中のホットスポットではWiFi、携帯電話と合わせて使用する際はBluetooth®といった複数のインターネット接続形式により、利用者はどこでも最新の情報をリアルタイムで得ることができます。また、コンパクトかつ強力なモバイル機器向けAtomプロセッサと4.8インチWVGA(800×480)液晶タッチスクリーン付きディスプレイにより、広範囲のインターネットサービスを楽しむことができます。またClarionMiNDは、Google Maps™、YouTube™、MySpace™などの人気ウェブサイトが簡単に閲覧できるよう設計されています。
また、クラリオンの車載技術を別売りの車内用ドッキングステーションにも応用することで、従来のポータブルナビゲーションでは不可能だった高度なオーディオシステムが実現します。具体的には、音楽やナビゲーション音声を車載スピーカーで再生することや、RDS-TMC (Radio Data System-Traffic Message Channel)で交通情報へリアルタイムにアクセスすることが可能となります。
ClarionMiNDのH.M.I. (Clarion Human Mobile Music Media Interface)は、直感的で素早い操作を実現します。このインターフェースには、業界最高レベルのカーオーディオシステムやナビゲーション機器を長年に渡って開発し、受賞歴もあるクラリオンの蓄積されたノウハウが活かされています。ドライバーの安全性を優先し、走行中に一定の機能を自動でロックするユーザーインタフェースもその一部です。
クラリオン取締役社長 泉龍彦は「ClarionMiNDは、最先端のハードウェア技術と次世代のソフトウェアソリューションを最高のバランスで実現したものです。Intel Atomに支えられたフルインターネット仕様には、最新のナビゲーション機能と多面的なエンターテインメント機能が組み込まれています。モバイル環境で人々を音楽・情報に結びつける新たな方法を見つけるという当社の取り組みをClarionMiNDは象徴しているのです。」と述べています。
Intel Corporation社Ultra Mobile Group のGlobal Ecosystem Programディレクター、Pankaj Kedia氏は「モバイルインターネット機器という新しい分野の製品は情報、娯楽、通信、製造といった広範囲の市場セグメントにおいて、持ち運びできるデバイスにもフルインターネットの利用機会をもたらします。高パフォーマンス・低消費電力のIntel Atomプロセッサを搭載したClarionMiNDは、豊かなインターネット機能を通し、モバイルインターネット機器ユーザーに次世代型リアルタイムナビゲーションと位置情報サービスを提供することを目的としています。」と述べています。
クラリオンは、ClarionMiNDの投入と同時に、米国およびヨーロッパのユーザー向けに独自ポータルサイト、MyClarion:(My.Clarion.com)を開設し、ClarionMiND向けの情報配信、ユーザー登録、最新ソフトウェアダウンロード等でユーザーをサポートします。
ClarionMiNDのスタンダードモデルは649.99米ドル/649.99ユーロにて発売の予定です。詳細な仕様リストは下記をご覧ください。3G通信にも対応した上位モデルのClarionMiND Premium Modelは、2009年春のリリースを予定しています。
ClarionMiNDの主な機能
・最適化されたユーザーインターフェース
車に取り付けると、持ち歩きモード用のMobile Mode画面から、車載使用のCar Mode画面に変化。走行中の安全性、利便性を考慮したユーザーインターフェースを提供。
・ワイヤレス接続
ClarionMiNDユーザーは、家庭でも、職場でも、市街のホットスポットでも、WiFi経由でのインターネット接続が可能。
・フルインターネットブラウザ
FireFoxベースのフルブラウザを装備。Flashをサポートしており、これまでのモバイル機器のように限られた表示ではなく、800×480ピクセルのタッチパネル上で、パソコンと同じフルブラウジングがお楽しみいただけます。
・専用にカスタマイズされたYouTube、MySpace、Google Maps
ClarionMiNDでは便利なGoogle Mapsや、ソーシャルメディアサイトのYouTube、MySpaceをシンプルで簡単に閲覧できるよう特別にカスタマイズされた形で利用することができます。
ClarionMiND スタンダードモデル仕様
<ハードウェア仕様>
• 4.8 inch WVGA (800x480) タッチスクリーン付き液晶ディスプレイ
• Intel® AtomTM プロセッサ(800MHz)
• 512MB DRAM
• 4GB SSD フラッシュメモリー
• Wi-Fi® (IEEE802.11 b/g)
• Bluetooth® 2.0+EDR
• SiRFstarIII搭載GPSモジュール(20チャンネルGPSレシーバー)
• リチウムイオン電池 (小:2時間、大[別売]:4時間)
• 内蔵アンプ・スピーカー
• 3.5mm外部ヘッドホンコネクタ
• USBポート(標準・ミニ)×2
• microSDカードスロット
• ワンタッチキー (Home, Control, Audio)
• ドッキングステーション(NK1※1)コネクタ
• スタイラスペン
• フロントガラス・ダッシュボードマウントキット(同梱)
• シガーケーブル・ACアダプタ(同梱)
• RDS-TMC 交通情報サービス [北米モデル(NR1U※2)は更新料なし、要別売ドッキングステーション(NK1)]
<ソフトウェア仕様>
オペレーティングシステム
• Linux OS 2.6.22
ウェブ閲覧
• Flash対応フルブラウザ(Firefoxベース)
ナビゲーション
• 有力地図情報サイトでの位置情報(POI)検索結果をClarionMiNDに送信可能
• 米国・カナダ全域地図情報 [北米モデル(NR1U)]
• ヨーロッパ主要国地図情報 [ヨーロッパモデル(NR1E※3)]
• GPS(全地球測位システム)
• 高度なマップマッチング
• ZIPコード、都市名、ストリート名、家屋番号による目的地入力(大都市優先)
• ドア・ツー・ドア経路探索用の家屋番号解析
• POI名検索・近接探索
• 迅速な経路探索・再探索
• インタラクティブな2D・3Dマップ表示
• スムーズな画面表示とオートズーム
• 画面分割表示
• フレキシブルな経路条件設定
• 車線ガイダンスの表示
• 法定速度の表示と音声案内
• 国境をまたいだ経路探索
•音声ガイダンスと文字情報の音声出力 [北米モデル(NR1U):英語、スペイン語(メキシコ)、フランス語(カナダ)、ヨーロッパモデル(NR1E):10言語程度]
RDS-TMC交通情報サービス [要別売ドッキングステーション (NK1)]
• リアルタイム交通情報サービス
• 渋滞回避機能
• 交通情報の表示
• 交通状況のハイライト表示
• 交通状況の音声ガイダンス
RealPlayer®
• 様々なサウンド・ビデオ・画像形式に対応 (RealAudio, Real Video,MP3, Windows Media 9, AAC, HE-AAC, Ogg, H.264, H.263, MPEG4,VC-1, JPEG, BMP)
MySpace
• 車内用・モバイル用にカスタマイズされたMySpace(メッセージ受信、フレンド、掲示板、写真)
YouTube
• 閲覧・操作がしやすくカスタマイズされたYouTubeアプリケーション
Google Maps Viewer
• 地図と衛星写真の閲覧および目的地設定が可能なGoogle Maps専用アプリケーション。
ウィジェット
• ウェザーウィジェット(by Quick Info Key) – 天気情報(5日間まで)
• ニュースウィジェット(by Quick Info Key) – RSSニュースフィードを利用してお気に入りのニュースソースを設定可能
その他のアプリケーション
• Eメール
• コンタクト
• コントロールパネル
• 接続マネージャ
• メモ帳
• ファイルマネジャー
• 電卓
※1 NK1: ClarionMiNDドッキングステーション
※2 NR1U: ClarionMiND スタンダードモデル(北米)
※3 NR1E: ClarionMiND スタンダードモデル(ヨーロッパ)
*当資料に記載されている社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
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