クラリオン、世界初の車載用フルデジタルスピーカーを開発

- 大幅な省電力と高音質再生により、次世代のカーオーディオシステムを実現 -

クラリオン株式会社(社長:泉 龍彦、以下:クラリオン)は、世界初の車載用フルデジタルスピーカーを開発しました。このスピーカーにより、デジタル音源の持つ情報を余すことなく再生する、完全デジタルの全く新たなカーオーディオシステムを実現できます。

今回開発したスピーカーは、デジタル信号処理技術”Dnote”(*1)とクラリオンが培ってきた車載音響技術を融合し開発したもので、CDなどのデジタル信号を直接スピーカーに入力し再生することで、音源のデジタル音質をそのままの高音質な状態で再生できます。また、駆動電圧を従来の半分以下、消費電力を約1/8(*2)に抑えるなど大幅な省電力を実現します。なお、従来のカーオーディオシステムは、デジタル音源をアンプで増幅する段階でアナログ信号に変換し再生します。

クラリオンは、今回開発したスピーカーにより、省電力が求められる電気自動車、ハイブリッド車、アイドリングストップ車等に最適な高音質カーオーディオシステムの製品化を目指します。

従来の方式との比較

従来(アナログ)

従来(アナログ)

新開発(フルデジタル方式)

新開発(フルデジタル方式)

*1 Dnote:株式会社Trigence Semiconductorの登録商標で、デジタル・オーディオ信号を変調し、複数のスピーカーユニットまたはボイスコイルに直接入力することで、音声を再生させる技術です。

*2 消費電力を約1/8:当社比較

株式会社Trigence Semiconductor

本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南4-6-13 ニュー九段マンション501

代表:安田 彰

設立:2006年

事業:アナログ・デジタル・ミックスドシグナル設計とフルデジタルスピーカー用信号処理(Dnote)の開発。

本件に関する報道機関お問い合わせ先

クラリオン株式会社 広報室 担当: 岡澤、野波

〒330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心7-2

電話048-601-3703(直通)

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